2025/06/30
秋田にも夏がやってきましたね!ここ潟上市でも暑い日が続いています。夏になると、アイスクリームやかき氷、冷たい飲み物など、ひんやりしたものを口にしたくなりますね。そんなとき、「歯がキーンとしみる…」と痛みを感じたことはありませんか?
それは知覚過敏かもしれません。実は夏は、冷たい刺激で歯が痛む症状を訴える患者さんが増える季節でもあります。今回は、冷たいもので歯がしみる原因や、知覚過敏の正しい対処法についてご紹介します。
■知覚過敏とは?
知覚過敏(象牙質知覚過敏症)とは、歯の内側にある「象牙質」が露出することで、冷たい・熱い・甘いなどの刺激が神経に伝わりやすくなり、痛みを感じる状態のことをいいます。
■冷たいもので歯がしみる原因は?
・間違った歯みがき
・歯周病や加齢による歯ぐきの後退
・歯ぎしりや食いしばり
・酸性の飲食物の過剰摂取
知覚過敏は、生活習慣の見直しや適切なケアで改善・予防が可能です。冷たい食べ物・飲み物を楽しめる夏、歯がしみるストレスを感じないよう、今から予防とケアをはじめてみましょう。
■知覚過敏用の歯磨き粉を使う
市販されている「知覚過敏ケア用」の歯みがき粉には、痛みをやわらげる有効成分が含まれています。使用を始めてすぐに効果が出るものではありませんが、継続して使うことで徐々に症状が軽くなっていく傾向があります。
■酸性の飲食物に注意!
レモン、お酢、炭酸飲料、ワイン、スポーツドリンクなど酸性の食品や飲料を摂りすぎると、歯の表面のエナメル質が溶けやすくなります。水やお茶で口をゆすいでから歯みがきして歯のダメージを減らしましょう。
■歯ぎしり・食いしばり対策を
歯ぎしりや食いしばりがあると、歯にヒビが入ったり、エナメル質がすり減ったりして知覚過敏を悪化させる原因になります。就寝中に歯ぎしりをしている方は、マウスピース(ナイトガード)の使用がおすすめです。
■歯科医院での処置
自宅でのケアだけでは改善しない場合、知覚過敏抑制剤の塗布や露出した象牙質に樹脂を詰めて刺激から守るなど、症状に合わせた治療を行います。