自分に合った歯ブラシを使っていますか?
2021/12/17
自分の口の大きさに合った歯ブラシ選び
毎日使う歯ブラシ、どのような理由で選んでいますか?
「安かったから」「新製品がでたから」「CM でやっていたから」「家族が買ってきたから」など理由はさまざまだと思います。
でも実は、普段何気なく選んで使っている歯ブラシで歯磨きの質が大きく変わってきます。
歯ブラシのヘッドの大きさや毛の硬さなどによって、歯垢の落ち方が変わります。毛の硬さは好みがあると思いますが、歯の隅々までブラシの先端が届くことを目安にしてください。
歯ブラシで大事なことは、どの歯にも、きちんと届いて磨けているかです。歯ブラシが自分の口の大きさに合っていないと、細かい部分の汚れをしっかり落とすことができません。
実際は 口や歯に合っていない歯ブラシを選んでいる人が多くいます。歯が小さいのに、大きな歯ブラシを使えばすき間ができやすく、磨き残しが増えてしまいます。
磨き残しがあると細菌が繁殖し、塊となり、やがて歯垢にります。溜まった歯垢はどんどん硬くなり、1週間ほどで歯石になります。
歯垢の段階ではまだ柔らかいため、しっかりとした歯磨きを行い歯石になるのを防ぎましょう。
歯石ができやすい場所は、ブラシが届きにくい奥歯や、歯の根元、歯の隙間や、歯の間があげられます。
歯磨きだけでは取ることができない歯石になると、中にいる細菌が酸を発生させ歯を溶かし、虫歯になります。
また、 歯石は歯ぐきの炎症や、歯周病を引き起こす事があります。口臭の原因にもなるため、早めに歯科医院で除去してもらった方がいいでしょう。
歯ブラシ・歯磨き粉を選ぶ時の注意
・歯ブラシは奥歯までしっかり届く
・磨けるものを使う。(場合によっては小児用の歯ブラシで奥歯を磨くのも良いでしょう)
・歯ブラシは月に 1度新しいものと取りかえる。
・ブラシ部分がすぐに広がる場合は、力の入れすぎ原因な場合もあるので、こすりすぎに注意。
・電動歯ブラシは丁寧に使わないと、磨き残しが増えやすい。
・電動歯ブラシによっては本当に磨きたいところが磨けないものもある。
・フッ素入りの歯磨き粉が効果的。
・歯磨き粉は適量につけること。
歯磨き粉を選ぶポイントは年代別に考えるといいでしょう。
【子供】虫歯予防にフッ素入りの歯磨き粉
【大人】虫歯予防、知覚過敏、歯周病予防などに対応したトータルケアの歯磨き粉
【高齢者】歯周病予防、歯の付け根にできやすくなる根面カリエス(虫歯)を予防できる歯磨き粉
性能をよく調べて自分の目的に合う歯磨き粉を選んで使ってみてください。
いろいろな種類の優れた歯ブラシ・歯磨き粉が販売されていますが、大切なことは正しい歯磨きの仕方を身に付けることです。
そのうえで自分の口腔内の状態にあった歯ブラシや歯磨き粉を使用しましょう。
石井歯科クリニックではその方に合った歯ブラシと歯磨き粉を選んでお勧めしています。
院長や当院スタッフに お声がけください。