歯磨き剤の選び方、使い方について

院長ニュース

歯磨き剤の選び方、使い方について

2023/12/26

 

 

どんな歯磨き剤をお使いですか?

 

ドラッグストアの歯磨き剤のコーナーには、たくさんの種類の歯磨き剤が並んでいますね。
チューブに入ったものから、ジェル状のものや液体歯磨きなど、用途や使い方も多く、迷われる方もいらっしゃると思います。皆さまはどのような歯磨き剤をお使いでしょうか?
今回は、歯磨き剤を選ぶポイントをまとめてみました。

 

歯磨き剤の効果として、歯ブラシとセットで使うことによって効率よくプラーク(歯垢)を除去することができます。
また、プラークをつきにくくする効果もあります。
さらに、歯の本来の白さを保ってくれたり、口臭を予防する効果もあります。

 

 

歯磨き剤の種類は?

 

 

歯周病(歯肉炎・歯周炎)が気になる方

歯周病には原因菌を殺菌する作用があるイソプロピルメチルフェノールや 塩化セチルピリジニウム、抗炎症作用があるグリチルリチン酸ジカリウムや β-グリチルレチン酸、出血防止の働きがあるトラネキサム酸が配合されているものをお選びください。

 

むし歯が気になる方

むし歯予防がしたい方は「フッ素」が多く含まれているものをおすすめします。
市販されている歯磨き剤にもほとんどのものにフッ化物が配合されていますがその濃度が重要で、フッ素濃度950ppm以上の歯磨き粉はむし歯になりくいとされております。
日本での最高フッ素濃度1450ppmの商品がおすすめです。

 

子ども用

乳幼児のお子さまにはうまく吐き出せないと思いますので、誤って飲み込んでも安全な低フッ素のものが良いでしょう。
ぶくぶくうがいのできる3歳くらいから適切なフッ素配合の歯磨き粉の使用が推奨されます。
うがいの出来ないお子様にはうがいの必要ないフッ素配合スプレー「レノビーゴ」がおすすめです。

 

知覚過敏の方

知覚過敏でお困りの方は、刺激の伝達をブロックする硝酸カリウム 、乳酸アルミニウムなどの成分が配合されているものがおすすめします。

 

歯の黄ばみ(ステイン)が気になる方

歯の表面に付いた黄ばみ(ステイン)を落とす作用のあるのは、ポリリン酸ナトリウムを含む商品や清掃剤が入った商品でブラッシングすると効率的です。

 

どのくらいが正解?歯磨き剤の使用量

 

 

フッ素が配合されている歯磨き剤を使う場合は、中に入っている薬用成分の働きをできるだけ高めるために、年齢に応じた適切な量を使うようにしましょう。

●2歳まで 切った爪程度の少量(仕上げみがきの時に、お家の方が使用してください)

●35歳 5mm以下

●614 1cm程度

●15歳以上~成人 2cm程度(約1g

歯磨きが終わった際のすすぎうがいについても、少し注意が必要です。
すすぐ時に、何度もすすぐいでしまうと、口内に残るフッ素の量が減ってしまいますので、すすぎは少量の水で、回数も少なめにしましょう。

 

 

磨き残しも気になる方は

普段お使いの歯ブラシのほかに、部分磨き用のワンタフトブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使うと効果的です。

特に就寝中は細菌が増殖しやすい時間帯なので、寝る前に「デンタルリンス」を使うと菌の増殖を抑える効果もあります。

 

自分にあった歯磨き剤を

歯磨き剤の選び方に迷っている方や、歯の状態に合っている歯ブラシが分からないという方、また、久しぶりに歯磨き指導をご希望の方、お気軽にご来院くださいませ。
定期健診で通われている方も、気になる方はお気軽にスタッフまでお声掛けくださいませ。

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