2025/02/28
かかりつけ歯科医とは、「安全・安心な歯科医療の提供のみならず医療・介護に係る幅広い知識と見識を備え、地域住民の生涯に亘る口腔機能の維持・向上をめざし、地域医療の一翼を担う者としてその責任を果たすことができる歯科医師」のことをいいます。(日本歯科医師会より)むし歯などの治療以外にも、歯磨きの指導からお口のケアのコツまで、何でも気軽に相談できる地域の歯医者さんとして見つけておくと安心です。
■かかりつけ歯科医を持つメリット
歯がはえはじめた乳児期から高齢期までのライフステージに合わせて、予防歯科を継続して受けることができます。生涯を通して口の中の健康を維持することは健康寿命を延ばすことにつながります。
・定期健診等で予防やメンテナンスができる
・むし歯や歯周病の早期発見・早期治療につながる
・歯科医院に行き慣れていて、治療まで円滑
・気になることを何でも相談できる
・持病や体質を把握して生涯管理してもらえる
・今までの患者情報からセルフケアなどを提案してもらえる
■お口の中の急なトラブルも安心
急に歯が痛みだしたり、お子さまが口の中を怪我したり、義歯がとれてしまったり…。お口の中のトラブルは、いつも急でいきなり起きてしまいます。
そんな時、すぐに行ける歯科医院があれば、慌てることはありません。急なトラブルがあっても、いつも通っていることでスムーズに治療に入ることができます。
■お子さまの歯医者デビュー
赤ちゃんの頃から定期的に通っていると、幼児になってからの「歯医者嫌い」を防ぐことにもつながります。むし歯になってから「歯が痛い時に行く場所」になるよりも、「むし歯にならないように行く場所」として予防することが大切です。
かかりつけ歯科医を信頼できるお口の健康のパートナーとして持ち、積極的に歯科検診を受けましょう。明確な決まりはありませんが、お子さまは早めの歯医者デビューをおすすめします。
お口の中が健康で、よく噛んで好きなものが食べられること、そしてしっかりと喋ることができることは、心身の健康にとても大切なことです。特に歯周病は、誤嚥性肺炎や脳梗塞、糖尿病などの疾患の原因となる場合があったり、もしくは悪化させてしまうこともあります。
かかりつけ歯科医は重症化予防のための適切な保健指導を行うため、口の中だけではなく、全身の健康の維持増進に役立つことがあります。
■かかりつけ歯科医の役割
ご家族皆さんでかかりつけ歯科医を持ちましょう。お口の健康を保つことは生活の質(QOL)の向上にもつながります。
・的確なアドバイス
・ピッタリな治療法の説明
・専門歯科医療機関との連携
・医療や介護機関との連携
・生涯にわたる長期間の診察
かかりつけ歯科医についてのご質問や、訪問歯科診療についてのご相談、お子さまの歯医者さんデビューについてのお問い合わせなど、お口の中のことなら何でもお気軽にお問い合わせください。