2025/09/01
「夜中に急に歯が痛くなった」「子どもが転んで歯を折ってしまった」——そんなとき、多くの方が不安に襲われます。歯科医院にすぐ行けない場合、正しい応急処置を知っているかどうかで、その後の治療や歯の保存率に大きな差が出る場合があります。今回は、歯の緊急トラブル別の対処法をまとめました。
■歯に激しい痛みがある場合
【応急処置】
・市販の鎮痛剤を服用
・保冷材などをガーゼでくるんで頬の外側から当てる
・冷たい水で軽く口をすすぐと一時的に痛みが和らぐ場合があります。
※注意
温めると痛みや腫れが悪化する可能性があるので注意してください。
■歯が抜けてしまった場合(事故等)
【応急処置】
・歯の根の部分をこすらないように注意して拾うこと
・歯が拾えたら生理食塩水又は牛乳に浸して歯科医院へ急いで持参
(乾燥が悪いのでティシュに包むのはNG)
・30分以内に歯科医院へ持って行けると再植できる可能性が高まります。
■歯が抜けてしまった場合(事故等)
【応急処置】
・ガーゼで軽く圧迫止血する
・清潔を保つ(うがいのしすぎに注意)
■歯が折れた・欠けてしまった場合
【応急処置】
・折れた歯のかけらは捨てずに保存
(生理食塩水もしくはラップで包む)
・出血がある場合はガーゼや清潔な布で軽く圧迫止血
応急処置をすることで一時的に痛みや腫れが落ち着いても、原因そのものが解決されたわけではありません。放置すると症状が悪化し、治療が難しくなることがあります。
以下のような場合は、できるだけ早く歯科医院を受診してください。
■歯の緊急時は応急処置+早めの受診が大切
突然の歯のトラブルは誰にでも起こり得ます。大切なのは、「慌てず正しい応急処置を行い、できるだけ早く歯科医院に行くこと」。「痛み止めで一晩やり過ごせたから大丈夫」と油断して放置すると、後々治療が長引き、費用もかさんでしまいます。
当院では、予約制となっておりますが急患の方にも対応いたします。ご連絡ができる方は、事前にお電話いただけると治療までの対応がスムーズになります。
また、その後の治療は一般歯科・小児歯科のほかに、ご自身で歯科医院へ通院が困難な方の訪問歯科診療と訪問口腔ケアを行っております。
お気軽にご相談くださいませ。
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