2022/02/08
・虫歯
歯に穴が開いていたり欠けている、黒くなっている、詰め物がとれているなどの場合は自分で判断がつきやすいですが、歯と歯の間の虫歯、詰め物の下で進行している場合はなかなか自分では分かりません。
・歯周病
虫歯のような痛みがないため、自分が歯周病だと気づきにくい。歯肉が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします。進行すると歯周ポケットと呼ばれる、歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台が溶けて歯が動くようになり最終的には抜け落ちてしまいます。
・知覚過敏
虫歯がないのに冷たいものがしみる。歯ブラシが当たるとピリッと痛いなど、歯周病、または歯ぎしり・食いしばりで歯茎が下がったり、歯が削れたりすると症状が出てきます。
・歯髄炎
歯の神経である歯髄に細菌感染がおこったり、歯の中の神経・血管が腐敗して根っこの先端に膿がたまったりすると歯痛の症状が現れます。
・嚙み合わせ・歯ぎしり
治療の詰め物等や歯列矯正で歯を動かしたような場合には嚙み合わせが変わり、嚙み合わせが強く当たるところには痛みが出てくることがあります。寝ている間の歯ぎしりで朝、起きると歯が痛いということもあります。
・親知らず
正常に生えていれば問題ないのですが、斜めに生えたり、水平に埋まっていることがあり、その場合さまざまな 痛みなどのトラブルを起こすこともあります。
・内臓の異常
内臓が悪かったり、腫瘍などができていて神経を圧迫したりすることにより歯が痛くなることがあります。
・ストレス
精神的なストレスや、神経系の異常が歯痛の原因となっている場合や、頭痛が歯痛の原因になっている場合もあります。また、ストレスが溜まり免疫力が低下することで、それまでおとなしくしていた細菌が悪さをし、炎症や歯茎の腫れなどの症状が出ることがあります。他にも、ストレスが原因といわれている、歯ぎしり、食いしばりも歯の痛みを誘発する可能性があります。
また、副鼻腔炎、帯状疱疹、狭心症、逆流性食道炎、うつ病など、他の部分で炎症が起きている、あるいは何かしらの疾患に罹患している際に神経を伝って歯にも痛みが出る時があります。これらは原疾患を治療することで症状が改善されます。