2025/01/31
毎日使う歯ブラシ。ご自分に合ったものをお使いですか?歯ブラシは歯や歯ぐきの状態などで選び方が変わります。虫歯や歯周病を予防するためにも、正しい歯ブラシをお使いになり、お口の中を健康な状態に保ちましょう。ここでは、歯ブラシの正しい選び方やポイントを紹介します。
■毛のかたさ
歯ブラシの毛のかたさは主に「ふつう」「やわらかめ」「かため」の3種類があります。「かため」は、汚れを落とす力が高いのですが歯ぐきに刺激を与えたり傷つけてしまう場合もあります。「やわらかめ」は歯ぐきを傷つけにくいですが、歯垢を落としにくいのでじっくり丁寧に磨く必要があります。歯ぐきの状態が健康なら、「ふつう」のハブラシを選びましょう。
■ヘッドの大きさ
小さめヘッドは、細かい部分や奥歯のブラッシングに磨き残しを少なくすることができます。大きめヘッドは一度に多くの歯を磨けて、短時間で磨き上げることができます。ヘッドの横幅が広めの方が、歯に対して安定して磨くことができます。
■年齢別
一般的に販売している大人用とは別に、乳歯が生え始める頃から使う「乳児用」、乳歯から永久歯への生え変わる時の「子ども用」、口腔内のトラブルが増えるための「高齢者用」など、年齢でも選ぶタイプがあります。
■さまざまなアイテム
入れ歯を磨くための「入れ歯用ブラシ」、歯並びの悪い方や矯正装置を磨くのに便利な「ワンタフトブラシ」、歯と歯の間の歯垢を落とす「デンタルフロス」「歯間ブラシ」など、いつもの歯ブラシにプラスして、自分の歯に合わせたアイテムをプラスすると万全です。
■スクラビング法
主に健康な歯ぐきの方におすすめするブラッシング法です。歯の面に対して垂直に歯ブラシの毛先を当て、左右に5mm程度動かして磨きます。歯の側面も上面も擦るようにして磨きましょう。
スクラビング法では力を込めて磨く必要はなく、優しめなタッチで細かく毛先を動かすことが大切です。大きく動かすと、歯と歯の間の汚れが取れないばかりか、歯や歯肉を痛めてしまいます。
■バス法
主に歯周病の方におすすめするブラッシング法です。歯周ポケットのケアや、歯ぐきのトレーニングに用いるブラッシング方法です。歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットに毛先を当てます。歯ブラシの角度は45度で、力強くこすらず優しい力で繰り返し磨くことが大切です。
■毎日のセルフケアを正しく丁寧に
虫歯や歯周病の予防には毎日の歯磨きがとても大切です。毎日使う歯ブラシ選びもとても大事ですので、ご自分の歯や歯ぐき、今の状態にピッタリなものを選びましょう。当院でも多数の歯ブラシを取り扱っております。今の歯の状態に合わせた歯ブラシを選ぶこともできますので、歯ブラシ選びを悩んでいる方はお気軽にご相談ください。
また、毎日丁寧に歯ブラシしていても、すべての汚れを取り除くことは難しいので、定期的に歯の定期チェックで汚れをクリーニングし、口腔環境を清潔に保ちましょう。当院では一人ひとりにあった「予防歯科」を実践しております。歯ブラシのほか歯磨き剤、洗口剤、歯間ブラシなども取り扱っております。