自分の歯の状態をチェックしよう!
2021/06/21
自覚症状があるなら歯医者へ
歯の健康を長く保つためには早めに予防することと、日常の生活習慣がとても重要です。子どもに比べて大人は仕事が忙しいことを理由にして我慢してしまう人が多く、歯医者へなかなか行きません。その間にも歯は悪化しています。患者さんでも「もっと早く時間をつくって受診すればよかった。」と後悔している人を多くみてきました。取り返しのつかない状態(抜くしかないなど)なる前に、気になる症状があったらすぐ受診してください。
自分の歯の健康度を知ろう!
虫歯や歯周病を予防するためには、自分の歯と口のセルフチェックを日頃から行うことが大切です。
歯の健康を知るためのチェックリスト
- □ 朝、起きた時に口の中がネバネバする
- □ 歯と歯の間にものがはさまりやすい
- □ 歯肉が赤く腫れている
- □ 歯がぐらつくような気がする
- □ 歯肉がムズムスしてかゆい
- □ 口の中が乾きやすい
- □ 歯がグラグラして食べ物がうまくかめない
- □ 歯ぐきから血や膿が出る
- □ 前に治療したところに違和感がある
- □ 歯を磨くと歯ブラシに血がつく
- □ 口臭を指摘された、口臭があると感じる
- □ 歯が浮くような気がしている
- □ 歯並びが変わった(悪くなった)気がする
- □ 歯を磨かないで寝ることがよくある
- □ 寝ているときにイビキをかいたり、口で呼吸している
- □ 歯が痛い
- □ 歯が抜けたまま放置している
- □ 1年以上歯医者に行っていない
※当てはまるのものが 1 つでもあれば歯科医に相談しましょう。
定期検診の大切さ
日頃のセルフチェックで気になる所がない人でも、定期的に歯科医に診てもらうことをおすすめします。
歯磨きで落としきれない歯の汚れなどによって歯垢ができたり、気づかないうちに歯の問題が発生している場合もあります。
定期検診を受けることで、虫歯や歯周病になるリスクを軽減できたり、歯をきれいに保つことができます。また、将来自分の歯を残すことにも繋がります。
「80 歳の時点で残っている歯の本数」はどれくらいか知っていますか?
定期検診に行っている人で平均15.7本、歯が痛くなったときだけ治療を受けた人で平均6.8本だそうです。約9本も差があります。
自分の歯が 20本より少なくなってしまうと、思うように食べたいものが食べられません。高齢になればなるほど、食べることが唯一の楽しみになっていくと言われています。
生活の楽しみが失われることで、健康を損なうケースもあります。
高齢になっても健康的な成人と同様に、自分の歯でしっかり噛んで美味しい物を食べれるように、年 1~2 回歯科医院で検診を受けましょう。