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2026/01/30
「若いころは虫歯がなかったのに、年齢を重ねてから歯が悪くなってきた」そんなお声を、歯科医院ではよく耳にします。実は、高齢になると増えやすい虫歯があり、それを「根面う蝕(こんめんうしょく)」と呼びます。今回は、高齢者の虫歯が増える理由と、根面う蝕の特徴・予防法について分かりやすくご紹介します。
■根面う蝕とは?
根面う蝕とは、歯ぐきが下がって露出した歯の根元にできる虫歯のことです。歯の根の部分は、通常の歯の表面(エナメル質)と違い、酸に弱い「象牙質」でできています。そのため、
・進行が早い
・痛みが出にくい
・気づいたときには大きくなっている
といった特徴があります。
①歯ぐきが下がりやすくなる
加齢や歯周病の影響で歯ぐきが下がると、今まで守られていた歯の根が露出します。そこが根面う蝕のスタート地点になります。
②唾液が減る(ドライマウス)
唾液には、「お口の中を洗い流す」「虫歯菌の働きを抑える」といった大切な役割があります。高齢になると、「お薬の影響」「口呼吸」「加齢による分泌量の低下」などで唾液が減り、虫歯リスクが高まります。
③歯磨きが難しくなる
手先の力が弱くなったり、視力が低下したりすると、細かい部分まで磨くのが難しくなります。特に歯と歯ぐきの境目は、磨き残しが多くなりがちです。
■潟上市・秋田市 地域の歯科医院でできる予防とケア
高齢者の虫歯予防には、ご自宅のケア+歯科医院での管理がとても大切です。歯科医院では、フッ素塗布による歯質強化、虫歯・歯周病の早期発見、ブラッシング方法の見直し、必要に応じた定期クリーニングを行い、根面う蝕を防ぎます。
■地域の歯科医院でできる予防とケア
高齢になると虫歯が増えるのは、決して珍しいことではありません。しかし、根面う蝕は正しいケアと定期的なチェックで防ぐことができます。「年だから仕方ない」とあきらめず、気になる症状があれば早めに当院へご相談ください。毎日のセルフケアに加え、歯科医院での専門的なケアが将来の口腔環境を大きく左右します。いつまでも自分の歯で食事や会話を楽しむために、今できる予防を一緒に始めていきましょう。