2024/12/26
雪の日が続き、いよいよ冬本番。冬は空気の乾燥が気になりますが、お肌や髪だけでなく、口の中もとても乾燥します。口の中、のどに違和感を感じることはありませんか?
口の中が乾燥するドライマウスとは、どういう状態なのか確認していきましょう。
■ドライマウスかな?セルフチェック
ドライマウスというのは、「口腔乾燥症」とも呼ばれています。下記の中で当てはまる項目はありますか?
複数当てはまっている方はドライマウスの可能性が高いでしょう。
□ 口の中が乾いてネバネバする
□ 食べ物が飲み込みにくい
□ 食事の味がわかりにくい
□ 唇や口の周りがひび割れしている
□ 水分の少ない食べ物が食べにくい
□ 口臭が強くなった気がする
□ 話しにくく感じる
□ 口内炎やむし歯ができやすくなった
□ 舌がヒリヒリしたり、痛みがある
■ドライマウスの原因は?
ドライマウスは生活習慣も大きく関わっていると考えられます。
■ドライマウスのリスク
さまざまな原因でドライマウスが引き起こされます。唾液の量が少なくなると、口内のうるおいが失われ、殺菌作用が働かずにむし歯になったり、歯周病が進行したり、口臭の原因になってしまいます。
また、うまく飲み込めずに誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まります。さらに摂食障害を引き起こす場合もあります。
■日常生活を見直して予防しよう
ドライマウスを防ぐため、食事の時によく噛むように気を付けたり、こまめに水分をとったり、口呼吸をしないように意識したりと、日常生活の習慣を見直しましょう。
唾液腺マッサージ
唾液が出やすくなる効果があるマッサージもおすすめです。お口の内側にある耳下腺・顎下腺・舌下腺の3つの唾液腺を刺激してみましょう。さらに舌をぐるぐる回したり、ベーっと出したり戻したりしても唾液腺が刺激されます
■ドライマウスの治療方法
ドライマウスの原因は生活習慣だけではなく、特定できないケースもございます。生活習慣などでドライマウス対策をしてみても症状が改善されない場合は、ご自身のドライマウスの原因を明らかにするために歯科医や主治医の受診をおすすめいたします。
セルフチェックの当てはまる項目が多かった方はお気軽に当院にご相談くださいませ。
特にご高齢の方の場合、誤嚥性肺炎の予防にもつながりますので、ドライマウスの早期対応が大切です。
当院は訪問歯科もございますので、通院が難しい方も、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。