金足農・吉田輝星投手プロ入団表明!話題となったマウスピースの効果

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金足農・吉田輝星投手プロ入団表明!話題となったマウスピースの効果

2018/10/15

この夏、全国に巻き起こった金足農業高校フィーバー。いまだその熱が冷めやらぬ中、甲子園の主役となった吉田輝星投手が、プロへの入団を表明しました。地元・潟上の星から、プロという大きな舞台でも輝く星になってほしいですね。   さて、甲子園で話題となったあの「白い歯」。 マウスピースだったようですね。ボクシングやラグビーではよく見かけますが、最近は選手たちの安全のために、高校野球でも使用が許可されています。 プレー中、歯を食いしばった際の負担を減らしたり、ボールが当たったり激突した場合の衝撃を抑えるために使用されています。吉田投手も、歯を食いしばって歯が欠けてしまったことがきっかけで、高校2年生から使用し始めたようです。また、個人差はありますが、運動パフォーマンスの向上にも効果があるといわれています。 マウスピースを装着しないで口の領域に大きな外力が加わると、歯の破折、口腔内や顔面の負傷、また顎骨の骨折なども起きることがあります。さらに、脳震とうの防止、軽減にも効果があるといった報告もされています。  

【参考】*出典:秋田県歯科医師会ホームページより マウスガードの外傷予防効果は、1989年に米国の中・高生アメリカンフットボール選手2470名に対する調査結果に代表されています。それは、マウスガードをしていない303名の口の外傷発生率は約50%、それに対して、マウスガード装着群2167名の外傷発生率は5%以下の結果でした。 また、1988年の他の米国での調査では、アメリカンフットボール、バスケットボール、ハンドボール等複数の球技のルールとしてマウスガードの装着を義務化した1962年以前、顎、顔面、口の領域の外傷の発生率は約50%であったのに対し、それ以降は、1.4%に激減しています。 日本でも、2000年に女子水球チームに対して行った調査で、マウスガード装着前の口の外傷経験者は52%であったのに対し、装着後は14%に減少しています。 また、ボクシングに代表される格闘技、アメリカンフットボール、ラクビー等の激しくタックルやブロック等の接触プレーが多い競技に発生率が高いのはお判りかと思います。 ボクシングではマウスガードの装着が義務化されてから実際に脳震盪の発生率が激減しました。

  マウスピースは、スポーツにおける効果だけではなく、歯ぎしりや知覚過敏、顎関節症などの対策にも効果があります。また、最近では目立たない透明のマウスピースがあり、歯の矯正にも使用されています。

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