11月8日は「いい歯の日」!
2021/10/28
いい歯の日とは?
いい歯の日(いいはのひ)は、日本歯科医師会が推進する「8020 運動」の一環として1993年(平成5年)に制定された記念日です。11月8日「11 いい 8 歯」の語呂合わせを元にしています。
他にも、「4 よい 8 歯の」の語呂合わせを元に、4月18日を「よい歯の日」に制定しています。
いい歯の日は、いつまでも美味しく、そして、楽しく食事をとるために口の中の健康を保っていただきたいという願いを込めて、厚生労働省とともに「8020運動~80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」を合言葉にはじまりました。
8020達成者は年々増えてきており、運動開始当初は7%程度(平均残存歯数4~5本)だったのが、2017年に厚生労働省が発表した歯科疾患実態調査では、達成者が51.2%となりました。
多くの人が80歳で20本以上の自分の歯を保っています。
健康な歯の保ち方
歯の健康を長く保つためには、早めの予防と日常の生活習慣がとても重要です。
- 1. 歯磨きをていねいに時間をかけて行うことが大切です。(いい加減な歯磨きを続けると虫歯や歯周病の発生率が高くなります。)
- 2. 睡眠時間を十分にとり、適度な運動を行いストレスをため込まないこと。生活習慣病も歯の病気の原因の1つと言われています。健康な身体を維持するように心がけましょう。
- 3. お酒やタバコも度を越すと歯に悪影響を与えます。また、タバコは歯周病の発生率を高めます。
- 4. 身体に必要な栄養バランスを考えて毎日の食事をしかっり摂りましょう。カルシウム、ビタミン、タンパク質、炭水化物などは重要な栄養素です。
- 5. しっかりよく噛んで食べましょう。唾液が十分に分泌され虫歯や歯周病予防につながります。また満腹中枢が刺激され肥満を防ぎます。
日頃から簡単に出来ることを意識し習慣化し、免疫力や抵抗力を高め、炎症が起こっても進行しにくいような身体作りも歯だけではなく全身の健康を保つため大切なことです。
予防歯科の大切さ
歯のセルフケアには限界があります。大半の人には磨き残しがあります。毎日歯磨きをしていても虫歯菌や歯周 病菌は約90日で溜まってくると言われています。
そのことから3カ月に1度のペースでクリーニングを受けることが良いとされています。
定期的に通院し、虫歯や歯周病のリスクがないか調べるため、歯の健康を維持でき、また歯に何らかのトラブルが起きても早期発見できるので、軽度のうちに治療できます。
歯の健康は、生きるパワーに直結します。歯を損なうことの重大さをよく理解し正しい知識を身に付け、歯や口 の中、身体の健康の為にも積極的なケアに取り組んでいきましょう。