当院で主に使われる装置の紹介

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マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、ワイヤーやブラケットを使わず、透明なマウスピース型の装置で歯を動かす新しい矯正方法です。目立たず、周囲の人に気づかれにくいのが特徴です。
これまでの一般的なワイヤーでの矯正方法は、

  • ・見た目が気になって会話が楽しめない
  • ・装置に食べ物が詰まるので歯のケアや歯磨きが大変
といった精神的、身体的な負担がありました。
マウスピース矯正は、透明度が高いプラスチックでできているため、目立たず見た目を気にすることがなくなります。また、取り外しが容易のため、食後の歯のケアが楽というメリットがあります。
人と会ったり喋る機会が多い仕事の方でも、他人に気づかれずに歯科矯正を行えるマウスピース矯正は、社会人の方や年配の方でも負担の少ない矯正方法と言えます。

マウスピース写真1

マウスピース矯正のメリット
  • 装着しても目立たない!
    • 従来の金属ワイヤーとブラケットによる矯正装置と一番大きな違いは、透明なマウスピース型のため装置をつけていても目立たないということです。
      治療中に見た目が気になる方や人と接する機会が多い方などに最適です。
      また、ブラケットを装着する必要がないため、矯正後の後戻り治療にも最適な装置です。
  • 簡単に取り外しができる
    • 矯正装置が舌にぶつかって痛かったり、食べ物が装置に詰まるなどの問題がありません。ご自身で取り外しができるので、食事中は装置を外して食事を楽しむことが出来ます。
      また、歯磨きもきちんと行うことができ口腔内を清潔に保つことができます。
  • 一般的な矯正装置と比べても違和感がない!
    • 従来の矯正方法と比べて痛みが少なく、唇や口の中の粘膜などを傷つけてしまう心配がありません。
      装置自体の異物感が少なく、「話しづらい」「口内炎がよくできる」等の不快症状がありません。また、金属アレルギーの心配がありません。
デメリット
  • 本人の装着努力に治療効果が左右される。
    • マウスピース矯正は、長時間(20時間以上)装着する必要があります。「取り外しができる」メリットの裏返しとして、長時間装着するには患者様の努力が必要となります。患者様の努力によって治療効果が左右される、という点がデメリットの一つと言えるかもしれません。
  • 難しい症例が苦手
    • また、マウスピース矯正では歯の移動に限界があるため難しい症例があり、対応しきれない場合があります。

自由診療
治療方法  20時間以上口腔内に装着
治療費用  100,000~680,000円(税込み)
期間/回数  1~3年程度 月1回程度来院
リスクや副作用について 最初は矯正装置による不快感や痛みなどが現れることがあります。数日間で慣れることが多いです。

マルチブラケット装置

当院では様々な治療法や装置を取り扱っておりますが、中でも最も治療実績が多く、推奨している治療法がマルチブラケット装置を使用したワイヤー矯正です。
マルチブラケット法とは、ブラケットという一つひとつの歯に接着させた小さな装置に形状記憶で弾力性のあるワイヤーを通し、歯並びを整えていく治療方法です。一般的に矯正治療というとこの装置を連想される方がほとんどではないでしょうか?ほぼすべての症例に対応可能なもっともスタンダードな治療方法です。

マウスピース写真2

マウスピース写真3

マルチブラケット法のメリット
  • ・ほぼすべての不正咬合に対応できる
  • ・歯を精密に移動させることが出来るので、見た目も噛み合わせもより完璧に近い仕上がりにすることが出来る。
  • ・矯正においては最も歴史が長く治療方法も広く普及しているため、多くの矯正医が対応でき、引っ越しの場合など転院の際にも引継ぎがしやすい。
マルチブラケット法のデメリット
  • ・いったん歯にブラケットを付けると治療が終わるまでは外せないのでむし歯リスクが高まる。
  • ・矯正装置が目立つ
  • ・マルチブラケット法の最大の利点は、患者さん一人ひとりの状態に合わせ、細かな微調整もオーダーメイドで行うことが出来るため、仕上がりもキレイになることです。

この方法のデメリットとして挙げられた「装置が目立つ」という点についても、当院では前歯にはセラミック製かプラスチック製の透明色で目立たないブラケットを使用し配慮しています。ワイヤ-についても白くコーテングされたものやホワイトワイヤーを使用してさらに目立たないようにすることも可能です。

自由診療
治療方法  ブラケットという一つひとつの歯に接着させた小さな装置に形状記憶で弾力性のあるワイヤーを通します。
治療費用  320,000~580,000円(税込み)
期間/回数  1~3年程度 月1回程度来院
リスクや副作用について 最初は矯正装置による不快感や痛みなどが現れることがあります。数日間で慣れることが多いです。

マルチファミリー

咬合誘導装置のマルチファミリーは柔らかいシリコンで出来ているマウスピース型装置です。寝る前の2時間程度と就寝中に使用します。学校に持っていかないので矯正治療していることが友達に知れることはありません。当院では乳歯列期、混合歯列期で、叢生,過蓋咬合、開咬、上顎前突、舌癖のある症例に使用しています。マルチブラケット法などによるⅡ期治療が必要になる場合もあります。

マウスピース写真4

自由診療
治療方法  寝る前の2時間程度と就寝中に使用
治療費用  150,000円(税込み)程度
期間/回数  1~2年程度 月1回程度来院
リスクや副作用について 最初は矯正装置による不快感や痛みなどが現れることがあります。数日間で慣れることが多いです。この装置のみで改善しない場合もあり、マルチブラケット法などによるⅡ期治療が必要になる可能性もあります。

ムーシールド

下顎前突の症例に用いる装置です。幼時から小学生までの上顎の成長が小さい場合に新聞などで今話題となっているムーシールドを使用してもらいます(下写真)。この装置は、寝ている間に特殊なマウスピースを装着することにより、舌の力で上顎の成長を促し、下顎の成長を抑えます。当院の小児治療の場合には、8割以上の方がムーシールドのみで治療して、改善しております。

自由診療
治療方法  寝る前の2時間程度と就寝中に使用
治療費用  150,000円(税込み)程度
期間/回数  1~2年程度 月1回程度来院
リスクや副作用について 最初は矯正装置による不快感や痛みなどが現れることがあります。数日間で慣れることが多いです。この装置のみで改善しない場合もあり、マルチブラケット法などによるⅡ期治療が必要になる可能性もあります。

マウスピース写真5

インクライン

上顎前突の症例に用いる装置で、小学校3年生ぐらいから中学生頃までの患者でよく使用しています。患者自身によって取りはずしを行う簡単な矯正装置で寝る前2時間程度と寝ている間に装着します。この装置は使用しているのが家にいる時だけなので他の人に矯正治療をしていることが知られません。この装置を口の中に装着したところ、また装置を側面から見たところを写真で示します。

マウスピース写真6

写真で見ると治療は大変そうに見えますが、子供達はすぐに慣れて使用できます。
次に実際にこの装置だけ使用して治療した患者さんの例を写真で示します。

マウスピース写真7

この装置は単純な装置ですが、非常に効果があります。成長期を利用して治療を行うことにより、簡単な装置で肉体的、精神的、費用的にも負担が少なく良好な結果が得られます。

自由診療
治療方法  寝る前の2時間程度と就寝中に使用
治療費用  150,000円(税込み)程度
期間/回数  1~3年程度 月1回程度来院
リスクや副作用について 最初は矯正装置による不快感や痛みなどが現れることがあります。数日間で慣れることが多いです。この装置のみで改善しない場合もあり、マルチブラケット法などによるⅡ期治療が必要になる可能性もあります。

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