口の中にトラブルがあると自覚していても、歯医者の門をくぐるのは5人に1人と言われています。
理由はいくつかあるとは思いますが、1つには歯の治療が痛いからと敬遠されている方も多いことと思われます。
しかし風邪や一時的な病気と違い、歯の病気に関しては放っておけば悪くはなってもよくなる事はありません。むしろ早期治療をすることによって時間や費用を節約できます。
さて治療時の痛みについてですが、通常麻酔をするので基本的には痛みはないはずです。それでも一般的には「その麻酔をする時が痛い」とか「しびれがいつまでも残るのが嫌だ」と言われています。
しかし当院の歯科治療は昔と違います。まず「しびれが長く残るので困る」という方には、通常の半分の時間で麻酔が醒める麻酔液と麻酔液の量を調整することにより対応しています。
次に麻酔時の痛みについてですが、現在の注射針は非常に細くなっているので、それだけでも痛みは半減しています。
そこに表面麻酔(注射針刺入時の痛みを無くすため、歯肉に麻酔液を塗ることによってその部位を麻痺させること)をしっかりすることにより針の刺入時の痛みは全く感じないか、感じてもほんのわずかになります。
さらに電動注射器の使用はコンピュータ制御で麻酔液をゆっくりと注入することにより痛みを起こさせないことに貢献します。
このような説明を受けてもやはり注射に抵抗があり怖いと思われる方もいらっしゃるでしょう。そのような方には笑気麻酔といって笑気(気分を落ち着かせるガス)と酸素の混合気を鼻から吸入して歯科治療を行う麻酔があります。
この麻酔は気分をリラックスさせる効果があり呼吸や血圧が安定するので、歯科治療時の偶発症(気分が悪くなる…等)を防ぐメリットもあります。小児の場合は泣いたり暴れたりせずに協力的になり、歯科医、患者双方がストレスを感じることなく治療を進める事が期待できます。
笑気麻酔は安全で、麻酔終了後には数分で普段の生活に戻れます。
また、保険診察で行うことができます。
一生自分の歯で健康な生活を送るには、子どものうちにしっかりと治療し、良い習慣を身につけることが大切です。優しいお姉さんが応援しますので、一緒に頑張りましょう。治療の最後には、賞状とごほうびがもらえます。
治療終了後には、定期的な健診をお勧めしています。定期的な健診で虫歯の早期発見はもちろんですが、ブラッシング指導、衛生士による歯面清掃、フッ素塗布により虫歯や歯肉炎を予防します。
また、院長による噛み合せや歯列のチェックにより、もし異常がある場合あるいは今後異常が予測される場合に、どのタイミングで矯正治療を行うべきか、どのようにしたら予防できるかを診断し、説明しています。
小児の時期に悪習癖の改善や、矯正治療をしていれば、簡単に治せたはずの不正咬合の方はたくさんいます。
当院で虫歯や歯肉炎の治療や予防と一緒に咬合・歯列の診査を受けて下さい。
当院では、泣かないで協力してもらいながら治療を進めることが出来るように配慮しています。
初めて来院する乳幼児には、歯科医院や歯科治療に慣れてもらってから治療を開始しています。痛みがある場合には、来院当日に治療せざるおえないので、そうならないように、虫歯が初期の段階や予防処置のために来院していただきたいと思います。
石井歯科クリニックでは、ご自身で歯科医院へ通院が困難な方の訪問歯科診療と訪問口腔ケアを行っております。患者様のお口の機能を回復させ、維持・管理をすることにより全身の健康増進、健康維持、そして何より“生きる喜び”をサポートしていきます。
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