『歯ぎしり・食いしばり』の対処法

院長ニュース

『歯ぎしり・食いしばり』の対処法

2024/05/31

 

音がしない「歯ぎしり」には気づかないことも

「寝ている時歯ぎしりがうるさいと家族から言われた」
「緊張すると強く噛みしめてしまう」
「あごがよく疲れる」
というような経験はありませんか?


自分では意外と気が付きにくい、歯ぎしりや食いしばり。
歯ぎしりというと、歯をギリギリこすり合せて、大きな音を出すイメージがあるかもしれませんが、音のしない歯ぎしりもあります。歯ぎしりを放置すると、トラブルの原因にもなってしまいますので要注意です。

 

歯ぎしりの種類

【グラインディング】上下の歯をギシギシとこすり合わせる一般的なタイプ

【タッピング】歯をカチカチとすばやく合わせるタイプ

【クレンチング(音がしないタイプ)】無意識に歯を強くかみしめたり、食いしばるタイプ

【ナッシング】一定の場所だけキリキリこすり合せるタイプ

 

歯ぎしり・食いしばりが原因のトラブル

 

歯ぎしりの原因は?

歯ぎしりや食いしばりの原因は、主にストレスといわれています。
不安、疲れなどのストレス解消で歯ぎしりをすることがあります。
また、集中している時や緊張時には無意識に食いしばりをしていることもあります。

かみ合わせの問題もあります。歯並びが悪くなることであごの関節に負担がかかって歯ぎしりすることもあります。
さらに枕が合わないなどの身体的ストレスも歯ぎしりの原因となってしまいます。

 

歯ぎしりの悪影響

歯ぎしりは体重ほどの力が歯にかかり続けるといわれていて、次のような悪影響が及ぶ可能性があります。

・歯がすり減る

・歯周病が進行する

・歯が欠けたり割れたりする

・知覚過敏を起こす

・顎の関節に悪影響を及ぼす

・肩こり・腰痛など全身への影響

・就寝中の周囲の方への影響

 

 

歯ぎしり・食いしばりから歯を守るために

 

 

マッサージ

口まわりの筋肉の緊張や、身体のこりなどが原因の場合は、マッサージをすることで改善が期待できます。
入浴後など身体があたたまっている時に行うと効果的です。

 

マウスピース(ナイトガード)

ナイトガードと呼ばれるマウスピースは眠るときに装着します。
使い始めは違和感があり、眠りにくいと思う方もいらっしゃいますが、使っているうちに違和感がなくなったとおっしゃる方が大半です。
歯ぎしり・食いしばりの自覚はなくても、大切な歯を守るため、顎関節症を防ぐためにも是非、ナイトガード使用についてご相談ください。(※ナイトガードは、保険の適用が可能です)

 

普段の生活でも意識する

歯ぎしりや食いしばりは、起きている時にも無意識で行われております。ですので、

・食いしばらない意識を持つ

・ストレスのコントロール

・無理のない範囲でのマウスピースの装着を心掛けましょう。

 

その他、歯ぎしりや食いしばりについて気になることがありましたら、当院スタッフまでお気軽にご相談ください。

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